便利すぎる北國銀行

北陸地方の地方銀行は北陸銀行や富山銀行、福井銀行などがありますが、唯一石川県に本店を置いているのが北國銀行です。石川県にはかつて石川銀行という地方銀行もありましたが、2001年に経営破たんしてからは北國銀行が北陸銀行とともに県内シェアを分け合っています。とはいえ石川県内の指定金融機関の多くは北國銀行が担当しているので、本来富山県の銀行である北陸銀行に比べて北國銀行のほうが地盤が安定しています。

北國銀行は明治や大正時代に建てられた建築物をリノベーションしたりして支店に活用していることで、建築ファンにも人気があります。とくに著名建築家がてがけた武蔵ヶ辻支店などは建築そのものに対する評価も高く、北國銀行の名物となっています。北國銀行の支店が置かれているのは石川県・福井県・富山県の3県が主ですが、東京都と名古屋、大阪さらには上海、シンガポールにも店舗や海外駐在員事務所が置かれています。

北國銀行の商品は預金商品が充実していて、利便性をあげるサービスも豊富であることが特徴です。とくにATMで宝くじが購入できるサービスや、海外旅行保険なども外貨サービスと併せて人気があります。このように流動性のある商品形態が特徴で、金融にかかわる商品を複数組み合わせてさらに便利に使えるというメリットがある銀行です。北陸地方で1番大きいのは北陸銀行なのですが、北國銀行もこういった商品組み合わせ戦法でシェアを維持しています。

経営に関してはかなり堅実な経営方針が特徴で、自己資本比率が地方銀行の中でも高い部類に入ります。環境や地域に対する取り組みも積極的で、清掃活動や花植えなど地道な活動が目立ちます。昨今銀行による金融経済教育が注目を集めていますが、北國銀行では小中学生の職場見学や職場体験の機会が多く、高校や大学と提携して教育活動をおこなう銀行が多いのに対し、若年層をターゲットに気軽な教育活動をしています。