琉球銀行をもっと知りたい!

普段あまり地方銀行を利用しない人は意外と知らなかったりするのですが、メガバンクなどと違って地方銀行はなかなか顧客の範囲を広げられないという制約があります。というのも地方銀行は地元の経済活性化のために設立されたので、地元から預金を集め地元に融資をおこなうという形で運営をおこなうのが基本なのです。結果的に地元でお金が回り、市場がうまく機能するというわけです。

しかしオンライン市場が発達してからネット専用支店を作る銀行が増えて、地元を離れても利用できる可能性が広がることになりました。ネット専用支店なら、家の近くに支店がなくても利用できるからです。しかしながら琉球銀行や沖縄銀行はまだネット専用支店を作るまでには至っておらず、沖縄県内に住民票やセカンドハウスがなければ口座開設できないのが現状です。基本的にほぼ全ての支店が沖縄県内に集中しているため、物理的に距離があることもあって利用者が本土に渡ってしまうと利便性が薄れてしまう傾向にあります。

そこで琉球銀行は東京支店を置き、とくに進学で上京する機会が多いことを計算して本土向けの経営をしています。沖縄県内においてはコンビニATMの利便性がそこまで高くないのですが、本土においてはコンビニATMがまんべんなく存在するため、ATMの提携とオンラインサービスを充実させることで預金など簡単な取引をワンタッチでおこなえる環境を整えたのです。東京に行っても就職や結婚で再び沖縄県に戻ってくることも多いため、沖縄県内に支店が集中していても致命的にはならないということもあります。

沖縄県内に目を戻すとメガバンクの勢力もほぼ届かず、地方銀行を利用せざるを得ない状況ができているので安泰な経営基盤です。当然安定性が高いということで利用の率も人気も下がらず、就職でも人気を集めています。しかしコンビニATMの普及や他行のオンラインサービスの普及で牙城が打ち破られる可能性もあるため、本土における経営範囲の拡大やサービスの充実が今後も重要です。